ここをクリアできれば後は何とかなる!ZBrushのハマりポイント

2012.03.08kickbaseZBrush4


ZBrushはその独特な操作系と設計のため、初めて使用する際は出鼻をくじかれる事も多いかと思います。またバージョンアップが繰り返され、各機能が複雑に散在しているのも理解しにくい点かもしれません。
しかし慣れてくれば予想以上に手に馴染むコンセプトになっており、逆に他のスカルプトソフトが使いにくく感じる事もしばしばです。今回の記事ではZBrushに初めて触れる方々がつまづきやすいと思われるポイントをまとめました。

連載記事のため、目次を作りました。 こちらからどうぞ

※画面はZBrush4R3のものです

01:スカルプトまでの道のり

ZBrushを起動して、初めてやることといえばプリミティブ( アプリに最初から用意されている基本的な形状 )を画面に配置することでしょう。そして、早速スカルプト!と勇み足になりますが、ここで最初の難関が登場します。その手順を実際に見ていきましょう。


画面右側の黄色いSのようなToolアイコン( ZBrushではモデルのことをツールと呼びます )をクリックすると、様々なサムネイルが並んでいます。下の欄にある2.5D Brushesというのはその名の通り2.5D用のものなのでここは無視し、3D Mwshesから今回はSphere 3Dを選択しましょう。その後キャンバスをドラッグすると球が描画されます。その球をクリックしてスカルプトしてみましょう。


ここで問題が発生しました。ドラッグするたびにSphere 3Dが描画されてしまい、全然スカルプトできません。


結構分かりやすく答えがありました。スカルプトするためには「Editモード」に入ればよく、それは画面左上にあるEditボタンを押せば良いのです。またはショートカットキーのTキーを押してもOKです。


またも道を阻まれます。「スカルプトをするには、プリミティブをポリメッシュにしてね」と言った内容のアラートがでてしまいます。
ここで覚えておくべきことは、「ZBrushのプリミティブはそのままではスカルプトできない」ということです。プリミティブ→ポリメッシュの変換はボタンひとつでできますが、

プリミティブ : スカルプトの前段階。( スカルプトではなく )パラメータを調整することで形状を変形させる
ポリメッシュ : スカルプト可能な3Dメッシュ。プリミティブで気に入ったベースを作成し、スカルプトする段階になったら変換し、スカルプト作業に入っていく

上記住み分けを理解しておくと後々混乱が少ないかと思います。


「プリミティブからポリメッシュへの変更」はToolパレット内のMake PolyMesh3Dボタンを押すだけで行えます。これでやっとスカルプトが開始できます。

02 : LightBoxのデータは?


ZBrush起動時に表示されるLightBoxにあるProjectからサムネイルをダブルクリックすると、キャンバスにツールが描画された状態になりますが、これらはいきなりスカルプトできます。すでにポリメッシュになっているというわけです。すぐにスカルプトを始めたい!という場合には重宝するでしょう。

03 : スカルプトしてる途中になぜかツールが増殖!

スカルプト中にツールが複製されてしまい、困ったことはないでしょうか?僕は最近までこの現象について理解しておらず、発生したらツールを保存してZBrushを再起動…なんてことをやってました。以下対処法と機能説明です。


左側が編集できないツールのイメージです。右側のツールは引き続き回転拡大縮小、スカルプトもできます。


あわてずLayer > Clearを押しましょう。左側の編集できないツールのイメージが消えるはずです。


このツールのイメージをキャンバスに焼き付ける機能は、Snapshot Objectと呼ばれるもので、デフォルトでショートカットキーがShift+Sに割り当てられています( なぜかメニューではTransform内 )。
このショートカットキーが誤爆の原因で、プロジェクトファイルの保存( Ctrl+S )などと間違えて押すことが多々あります。用途としてはモデルを様々な方向から見たり、2.5Dのアートワークとして使用することが考えられますが、あまり使わないと思った方はショートカットの割り当てを削除してもいいでしょう。僕はClearの方にショートカット( Shift+C )を割り当てて対処しています。

ZBrushは多機能なソフトですが、ハマってどうにもならないようなポイントは上記くらいなものではないかと思っています。基本的な操作については次回以降の記事に書きますが、あとは実際にアレコレ試しながら覚えていけばいいんじゃないでしょうか。


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