介護職で夜勤なしの職場へ転職するには?介護業界の夜勤なしの求人について

介護職では夜勤の仕事もあります。

時間も17時~10時までだったり、3交代制の場合でも22時~7時までの勤務と様々です。

24時間体制の施設等では夜勤業務は必須になってきます。
体力的にも精神的にもキツイ夜勤の仕事ですが、夜勤が一切ない求人もあります。

ここでは夜勤なしの求人はどのようなものがあるのか、また、夜勤ありと夜勤なしのメリット、デメリットも紹介していきます。

介護職で夜勤なしの職場に転職は可能

未経験の介護士は夜勤に対して不安があるでしょう。

その場合は夜勤がない施設への勤務も可能です。介護経験がある人でも体力的、精神的な面から夜勤なしの職場へ転勤する人も多いです。

家庭の事情もある場合があるので、そこは自分に合った施設を選ぶといいでしょう。

注意して欲しいのが、大きな社会福祉法人や医療福祉法人だと、デイサービスや特養、老健を運営している所が多いですが、夜勤が出来る人前提で正社員を募集している所が多く、デイサービスのみで正社員となると難しい所もあります。

夜勤がない介護求人

24時間体制のイメージが強い介護職ですが、夜勤のない求人も存在しています。

1、デイサービス勤務

デイサービスとはその日の日中のみを対象とした日帰りの施設です。毎朝利用者の送迎から始めリ、入浴介助、食事介助、レクリエーション等を行い、夕方に送迎して自宅に送るというのが一般的な流れになっています。

事業所によっても受け入れ人数が様々で、30名以上受け入れる所や10人~20人以内の小規模で行っているデイサービスも存在します。

中にはお泊りデイサービスというのもあり、そこでは夜勤も行いますので、事前に調べておくのが良いでしょう。

2、訪問介護

在宅で介護を必要とされている方の家に訪問し、身体介護や食事の準備、掃除等を行います。

時間も決まっており、1時間内に業務を終わらせたり、1日何件訪問するというノルマもあります。

この訪問介護も日中がメインになりますが、中には夜間訪問もあるので、そこもチェックしておく必要があります。

3、ケアマネジャー

夜勤なしの職場ではないですが、ケアマネジャーは、ほぼ夜勤に入る事はないでしょう。

利用者のケアプランの立案や、施設と家族の橋渡し的な存在になるので、主に日中が勤務になります。

ただし、人手不足もあいまって、中にはケアマネ自身が現場に入る所もありますし、利用者の夜間急変時に連絡が来る事もあるでしょう。

4、正社員以外の勤務

特養やグループホーム、老健等の施設では必ず夜勤になります。

ただし、夜勤をやる人は主に正社員の方が入るのでパート勤務している人はほぼ夜勤に入る事はないと思っていいです。

それでも不安に思う人は事前に夜勤の有無があるか確認しておく必要がありますね。

介護職において夜勤ありとなしのメリット、デメリット

夜勤をするかしないかで、どのようなメリット、デメリットがあるのか。

1、夜勤ありのメリット

・給料が高くなる

どこの施設でも夜勤手当が付くはずです。

1回の夜勤で3千円~多い所では1万円と幅広いです。

それが月に5回夜勤がある場合、1万円の施設だとプラス50000円の収入になるわけです。
基本給やその他の手当ての他に5万円プラスになるのはかなり給料に反映されます。

・夜勤明けが休みと同等

例えば16時~10時までの夜勤の場合、休憩を入れても16時間の勤務になります。

16時間勤務後の次の日は休みになる事が多いので、明けの日10時~休みみたいな感覚になる為、2連休の感じになります。
3交代制の夜勤でも22時~7時までの勤務になるので、明けの空いた時間を有意義に使える事になりますね。

2.夜勤ありのデメリット

・長時間勤務

16時間の夜勤勤務は体力的、精神的に疲れます。
日中と比べて夜間の職員配置は少なく、特養では利用者25人に対して1人の人員配置になってます。
夜間巡回だけの仕事ではなく、排泄介助、就寝介助、起床介助等やるべき事は多いですし、夜間寝ない利用者の対応もしなくてはいけません。夜勤の仕事はかなりハードと言えます。

・体調を崩しやすい

日勤もやりつつ、夜勤の仕事もやると不規則な勤務になってしまい、体調を崩してしまう事も。
月に5回程度の夜勤なら何とかなっても、人員不足の為、更に夜勤の回数が増える事もあるかもしれません。

・夜勤明けが公休になる施設も

夜勤→夜勤明け→公休が一般的ですが、この明けが公休と同じ扱いになる事もあります。

その為、夜勤1回やる事で公休が2回使われてしまう為、月の休みが減ったような感覚になります。夜勤明けでも夜通し勤務の為、帰ってから寝てしまうと、それだけで休みが終わってしまうので、勿体無い気分になります。

3、夜勤なしのメリット

・規則的な勤務になりやすい

デイサービスでの勤務は大体決まった時間に出勤し、退社も決まっています。夜勤がないので、不規則勤務による体調が崩れる事は少なくなるでしょう。

・余暇時間が増える

夜勤前だと寝て体力を温存してから勤務に当たるでしょう。

夜勤明けも体調管理の為に帰って寝る事も多いはず。

夜勤なしの場合、休みは休みなので、自分の予定を立てたり、趣味に没頭する事もしやすいでしょう。

・主婦には優しい勤務

まだ小さい子供がいる場合、夜勤がない方が家庭を優先しやすいです。夜勤があると、家庭での育児にも支障が出る場合があります。親と同居しているなら別ですが、夫婦2人だけの場合は育児をする人がいなくなるので、夜勤は入らない方がいいかもしれません。

4、夜勤なしのデメリット

・給料が低い

介護士の給料は全体的に安いです。
そこで、夜勤をする事で少ない給料を少しでもカバーが出来ますが、夜勤なしの場合、夜勤手当がない分月の給料も低くなります。

1回の夜勤が1万円で月5万の給料がプラスになると、夜勤なしと比べ、年収にすると60万の差が出ます。

これはかなりの差になりますね。

・利用者の状態把握が不十分

施設での勤務で夜勤なしの場合、夜間の様子が分からない事が多いです。

申し送りである程度情報を得たとしても、実際に自分が経験するとしないとでは差が出てきてしまいます。

そうなると日中のケアにも影響が少なからずあるでしょう。

夜勤のない介護の仕事をしたいなら

夜勤なしの転職も問題なく出来るでしょう。給料面に関しては下がると思いますが、自分がやりたい形態の介護をするのがベストだと思います。

転職に際しては、転職エージェント等から夜勤なしの職場を始めとして、希望の職場紹介してもらうことができますので、いちど転職エージェント等の利用も考えてみてはいかがでしょうか。

夜勤の有り無しの他にも介護施設内の人間関係やその他の労働条件等も転職においては重要となります。

上記の夜勤有り無しのメリット・デメリットでも記載しましたが、例えば、夜勤なしの職場は見つかったものの給料が大きく下がってしまうといった問題が出てきたり、土日の勤務が増えて家庭の時間が減ってしまった、といったその他の問題が生じるケースもあります。

転職エージェントを活用することで様々な視点から情報を取得することができるので、個人的には転職においては是非活用してみることをお勧めします。

介護士の転職で夜勤なしの職場へ転職するのにおすすめの転職エージェント・転職サイト

介護業界で勤務する方より、夜勤の無い職場を探したいという要望やホワイトな介護施設へ転職したいといった要望をお聞きすることが多くあります。

そのようなケースにおいては、自力で介護の求人を探すよりも、転職エージェント等を活用して求人サーチを行い、職場の状況等も詳しく教えてもらった方が間違いが少ないので、転職をお考えの方は是非ご参照いただければ幸いです。

きらケア介護求人
※求人先である各介護施設の内部情報まで含めてしっかり取材をしてくれているので役立つ情報が得られます。

実際にその職場で働いている職員の「声」もしっかりヒアリングしており、しっかりと良い環境で働ける職場を厳選して紹介してくれるため、上記のような悩みを抱えている介護士の方におすすめの転職エージェントです。

 

かいご畑
※介護業界に特化した求人サイトで、転職コンサルタントとして担当してくれる担当者の方は介護資格を保持しており、介護の仕事に詳しいことはもちろん、各職場状況も熟知しているので夜勤なしの職場へ転職するケースにおいてもとても頼りになるでしょう。
単に夜勤のない介護の仕事を探すことはできるかと思いますが、転職において、その他の条件面で転職後に後悔してしまうケースも多くなっていますので、多角的な視点で情報を取得し転職先を決めていくことが出来るこちらの転職エージェントはお薦めです。

上記で紹介した転職エージェントはおすすめですが、その他にも転職エージェントはありますので、いろいろ見てみたいという方は以下の記事もご参照ください。

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