看護師におすすめの転職エージェントはどこ?

看護師向けの転職エージェント・転職サイトを希望や悩みに合わせてどのようなところを利用すると良さそうか紹介していきたいと思います。

終身雇用が当たり前であった時代とは違って転職が一つの選択肢として大きくなった現在、特に医療業界では転職は当たり前のように考えられています。

どちらかと言えば転職しない人のほうが少ないくらいです。

ですが、転職は決して簡単な事ではありません。

慎重に病院選びをしなければ転職を何度も繰り返す羽目になります。

今回は転職をする際注意するポイントを経験を踏まえながらまとめてみました。

また、合わせて看護師の転職におすすめの転職エージェントも紹介しております。

ご参考になれば嬉しいです。

目次

看護師におすすめの転職エージェント

看護師の転職サイト・エージェント一覧図

看護師向けの転職サイト・エージェントの紹介をいたします。

よくランキング形式でおすすめの転職サイトが紹介されていますが、ランキングはあまり気にする必要はありません。

エージェントごとに得手不得手がありますし、人により何を良いと感じるかは異なるので、一概にランキングが高いからといてあなたに合うとも限りません。

あなたが転職において何を重視するのかなどの志向性や希望、悩みによりマッチする転職エージェントは変わってきますし、エージェントに何を求めるのかによっても利用すべきエージェントは変わってきますので、そうした視点を加味して、どのような看護師の利用に適しているのかということを意識して転職エージェントの紹介を行っていきます。

希望する転職先へ行くためにも、あなたの特性に合うエージェント利用を検討してみましょう。

看護のお仕事:求人の質の高さと転職先内情などを詳しく知ることができる転職エージェント

看護師に一番おすすめのエージェントの看護のお仕事

看護師転職において、紹介求人案件の質が良いサービスとしてNo.1(※1)に選ばれています。

転職にあたっては現状抱える悩みが解消できる、あるいは希望が叶えられる職場へ転職しなければ意味がありませんので、紹介してもらえる案件の質が良し悪しは非常に重要な要素となりますので、そういった意味でも利用価値のあるエージェントと言えるでしょう。

また、ただ求人の紹介を受けるだけでなく、転職に際しては転職先の職場(病院やクリニック)の雰囲気や状況も重要な要素になるかと思いますが、こちらの転職エージェントサービスでは実際に転職先となる病院等の情報について詳細な情報を収集しているので、とても役立つ情報が得られます。

こうした情報収集を重視したい方にはとても良いでしょう。

年収等の待遇等が重要という方に関しても、そうした交渉をエージェントの方が代行してくれるので安心して利用することができます。

各地域に事業所を展開している関係から、地方の求人先情報にも詳しいので、都内近郊だけでなく地方にお住いの方にもおすすめの転職エージェントです。

看護師が転職を考えるうえではまず初めに登録しておきたいエージェントと言えます。

看護のお仕事を利用するのに合う看護師

  • 転職先の病院やクリニックの雰囲気・内情等まで詳しく情報収集して転職をしたい方
  • 年収UP、職場環境の改善を重要視している看護師の方
  • 地方の求人もしっかり保持しているので、首都圏だけでなく地方在中の方にもおすすめ!
  • 看護師向け案件紹介の質が1位ということもあり各人に合わせた求人選びという視点でも評判が良いことがわかる
運営企業名 レバレジーズ株式会社
サービス名 看護のお仕事
特徴 良い求人があるかどうか、マッチする求人を的確に紹介してくれるかどうか、この2点が最も重要な要素と言っても過言では無いかと思いますが、紹介してもらえる求人の質が良いということから、まず初めに登録しておきたいところです。
その他、看護師の転職理由で上位に挙がってくるのが人間関係などの内部事情に関することだったりするわけですが、そういった情報まで含めてしっかり情報・転職アドバイスが頂けるので、看護師が転職するうえで利用すべき転職サービスの一つと言えます。
ちなみに、大手の転職サイトということもあり、求人数は当然トップクラスに多いですので、様々な選択肢の中からマッチする求人が見つかるでしょう。

求人先の情報から面接対策までしっかりやってくれるので安心して利用できる転職サイトと言えます。
看護師がまず初めに利用するのにおすすめのエージェントサービスです。


看護roo!:看護師の利用満足度が96.3%と相談を重視する看護師に合う転職エージェント

看護師が病院へ転職するのにおすすめのエージェントの看護roo!

看護roo!は求人数の豊富さに加えて転職活動のサポート力に定評があることから利用者の満足度が96.3%(※2)と非常に高い転職サイトとなっています。

病院内の情報(職場環境や人間関係等含め)について実際にそこで働く看護師の方の声なども入手することができるので、情報提供力も高いと言えるでしょう。

特に良い情報だけでなく懸念される情報も含めてしっかりと頂けるので信用性が高いです。

求人数が豊富で情報も豊富であることから、特に看護師の職場の中心である病院での転職を考えている方は登録しておきたいところです。

転職サポートに定評があるので、一般的な転職活動のサポートはもちろんお給料UP等の待遇改善のための交渉等もしっかりしているので、とても良い転職エージェントと言えるでしょう。

また、転職はしたいけど具体的な希望はなく、なんとなく転職を考えているといった看護師の方もおられますが、そういった方の転職相談にも定評があるので、あらゆる看護師にマッチするかと思います。

看護roo!はこんな看護師におすすめ

  • 病院内部の情報まで含めて情報収集をしっかりしたい看護師
  • 転職サポート(求人選びやキャリアに関する相談、面接対策・条件交渉等)に定評があるためこのあたりを重視する看護師
  • 情報量やサポートだけでなく、とても豊富な求人数だからあなたにマッチする職場が見つかり安い
  • しっかり転職相談をしたい看護師
運営企業名 株式会社クイック
サービス名 看護roo!
特徴 病院の情報がとにかく豊富ですので病院への転職ということであればお住まいの地域を問わず必ず登録しておきましょう。
面接対策もバッチリ行ってくれるので不安要素を無くして安心して転職することが出来ます。
厚生労働省より医療分野における適正な職業紹介事業者として認定されていることもあり、客観的に見ても質は高いと言えるでしょう。

東京だけでなく、神奈川(横浜)、名古屋、大阪、兵庫(神戸)と主要都市にオフィスを構えているので、地方の求人もしっかりフォローしています。
そのため、地方にお住まいの方で病院の求人をお探しの看護師の方にもとてもおすすめです。


ナースではたらこ:東証プライム上場企業運営の安心感と転職したい病院等があれば逆指名制度が使えるエージェント

看護師が友達にすすめたい転職サイト1位のナースではたらこ

東証プライム上場のディップ株式会社が運営する看護師向けの転職エージェントサービスで、利用者の満足度・評判が良い転職サービスです。
2019年と少し前ですが、看護師対応満足度で1位(※3)を獲得していることからも大手エージェントとして単に求人をたくさん保有しているということだけでなく、サービスの質の高さもうかがえます。

大きな特徴としてはあなた自身に「働いてみたい病院」がすでにある場合など希望がハッキリしているケースでは「逆指名制度」といってあなたが働いてみたいと思っている病院を指名して選考を受けたり応募状況等を代わりに調べてくれるサービスです。

一般的な求人サイトなどを見て見たけど希望する病院の求人が出ておらず募集している様子が無い、といったケースではこの逆指名制度を使うことで、採用状況を調べてくれて応募が出来たりすることも多々ありますので、気になる求人先病院があるようであれば、「ナースではたらこ」に登録して逆指名制度で伝えて見ると良いでしょう。

もちろんここまで紹介した転職エージェント同様に、転職サポート体制や求人数、情報提供力には定評があり、転職実績は豊富です。

ナースではたらこの特徴

  • 働きたい病院がある程度ハッキリしている場合は逆指名制度が有効
  • 転職サポート・情報提供力にも定評があり転職成功までのサポートがしっかりしている
  • 日本全国に対応しており地方にも強い
  • 東証プライム上場企業ということもあり、個人情報の管理などのセキュリティ面も安心
運営企業名 ディップ株式会社
サービス名 ナースではたらこ
特徴 スピード感を持って転職活動を行うことが出来ます。
しっかり丁寧にサポートしてくれつつもレスポンスが早く対応も早いので、個人的には良いと思いました。
逆指名制度は利用したことはありませんが、普通にエージェントとして良いと感じます。

日本全国求人を持ち合わせており数も多いので地方の方にもおすすめです。
また、厚生労働省の「職業紹介優良事業者」に認定されており、また、医療分野における適正な職業紹介事業者としての認定も受けているのでそのサービスの質の高さは間違いないと言えるでしょう。


ナース人材バンク:看護師の労働環境・待遇改善を目的とした転職で良いエージェント

看護師の転職サイトナース人材バンク
国内最大級の看護師向けの転職エージェントサービスです。

大手の東証プライム上場企業であるエス・エム・エス運営していることもあり、拠点も全国にあるので、東京都内はもちろん地方在住の方も安心して利用することができます。
求人数は豊富で、様々な選択肢の中から転職先を選ぶことができます。

また、お給料や労働条件等の条件交渉も専任のエージェントの方にお任せすることができるので、現在の環境に少し不満があって良くしたいけど、自分で交渉するのはちょっと、、、というような方が利用するのにも良いでしょう。

ナース人材バンクを利用するのに合う看護師

  • はじめて転職をする看護師
  • 現在のお給料や労働環境に不満のある方
  • 東京等の首都圏はもちろん地方に住んでいる看護師の方にもおすすめ
運営企業名 株式会社エス・エム・エス
サービス名 ナース人材バンク
特徴 スピード感を持って転職活動を行うことが出来ます。
しっかり丁寧にサポートしてくれつつもレスポンスが早く対応も早いので、個人的には良いと思いました。
逆指名制度は利用したことはありませんが、普通にエージェントとして良いと感じます。

看護師転職サイトナースJJ:看護師応援プロジェクトなど他のエージェントとは異なる支援

看護師転職サイトのナースJJは看護師応援プロジェクトを実施中
首都圏のみならず地方の求人も多いため、どこにお住いの方でもたくさんの選択肢の中から良い求人を選んでいくことが出来ます。

こちらの転職サイトの特徴としては、看護師応援プロジェクトと題して、転職に成功し勤務先や職場に関する簡単なレポートを提出すると報酬が頂ける転職サービスとなっており、利用者数は年間44万人と登録者もかなり多くなっています。
※以下より確認頂けます。

【看護師さん限定】看護師応援プロジェクト実施中!ナースJJ

お金有りきは良くありませんが、ただ、このプロジェクトにより利用者・転職者数は非常に多くなっているという点と、それに伴い職場に関する数多くの情報が結果的に多く集まっており、転職を希望される看護師の方に的確な情報提供ができるような体制ができあがっています。

そうしたこともあり、業界最多の求人掲載数と保有情報量は業界No.1(※4)という実績になっています。

面接対策や転職サポート力といったサポート面では大手の転職エージェントさんの方が質が高いとの声も聞きますが、情報量や求人量で劣っているわけでは無いので、看護師が転職するうえで一番重要で欲しいものは転職先の病院なり施設の情報であることが多く、結果的にそういった情報は大手に負けないくらい持っているので良い転職を実現されている看護師の方も非常に多くなっています。

ナースJJを利用するのに合う看護師

  • 看護師応援プロジェクトを行っており報酬を得ることが出来る
  • 豊富な求人の中から転職先を選んでいきたい看護師の方
  • 転職先の内情・情報が豊富なので、情報をしっかり把握して転職したい方にも良い
運営企業名 株式会社カスタマ
サービス名 年間44万人が利用する看護師転職サイト『ナースJJ』
特徴 看護師の転職エージェントとしての実績は高く、しっかりとしたサービスを提供しています。
求人数は大手と比べても全く遜色ありませんし求人の詳細や施設の情報等も詳しいです。
利用者が多いのも納得ですが、転職サポートは大手程手厚くないとの声も多いため、手取り足取りフォローしてもらいたいケースでは不向きな傾向もあります。

担当してくれるエージェントさんの質に関しては丁寧且つスピーディーな対応で良かったとする声も多くあります。
求人も多いですし、こちらで転職成功すれば報酬が頂ける可能性があり、かなり助かるので登録しておいて損はないでしょう。
年間44万人もの看護師の方が利用しており、看護師応援プロジェクトも行われていることからも分かる通り、求人先候補の病院・クリニック等の情報は豊富です。


マイナビ看護師

看護師の転職エージェントマイナビ看護師
人材業界最大手のマイナビが運営する看護師専門の転職サービスです。

求人の幅はかなり広く、病院・クリニック・訪問看護・介護施設等様々な求人を取り揃えているので幅広い選択肢の中から転職先を選ぶことができます。

全国対応ですがどちらかと言えば首都圏に強い印象です。

サポート体制がしっかりしており、転職活動の支援はもちろんのこと、退職時のサポートから入社時の待遇条件交渉まで行ってくれるので、安心して転職したい方にとてもおすすめです。
転職活動が少し不安だなと感じている方は転職相談しておきましょう。

ある種バランス型なので特徴が無いと言えばそうなるかもしれません。

マイナビ看護師を利用するのに合う看護師

  • 面接対策から待遇交渉まで転職サポート体制を重視する看護師
  • 豊富な求人先から希望にマッチする転職先を選んでいきたい方
  • 転職活動に不安を感じている方

医療ワーカー:転職相談とサポートにおける高い質を持つ看護師専門転職サイト

看護師からの支持率4年連続ナンバー1の転職サイトの医療ワーカー

医療ワーカーに所属するエージェント担当者(キャリアアドバイザー)はしっかりとした対応をしてくれることで評判は良い傾向です。

面接の動向も行ってくれるので、条件交渉等も比較的しやすい傾向にあります。

また、他のエージェント同様に応募書類の作成補助や面接対策、サポート、キャリアアドバイスだけでなく待遇・条件等の視点での職場探しや交渉等も行ってくれるので、様々な悩み・希望に応えてくれる看護師向けの転職支援会社です。

首都圏(関東)、関西、東海エリアを中心に全国対応しており病院・クリニック・福祉施設等幅広く求人を取り揃えているので、地方にお住まいの方、病院以外の職場も転職先として検討しているというケースでの利用でも良いでしょう。

医療ワーカーの特徴

  • 転職サポートがしっかりしているから初めて転職する看護師も安心
  • 病院・クリニック・介護施設等の求人の幅も広く、尚且つ正職員以外の働き方にも対応しているから幅広い視野で転職先を検討したいケースでもおすすめ
  • 面接に不安がある方は面接対策や同席もしてくれるケースがあるためおすすめ
運営企業名 株式会社トライト
サービス名 看護師の転職サイトの医療ワーカー
特徴 あなたの現在の状況に応じた適切な求人の紹介が受けられます。子育てと両立でいる病院やクリニック、待遇改善したい、日勤だけが良い、、、等看護師の方が抱える悩みに適切にマッチする求人があるため、希望を叶える転職が比較的しやすい転職サイトです。

夜勤の無い職場が良い等、看護師の悩みは人それぞれな部分もありますが、そうした様々な方に合う勤務先が見つかるエージェント型の転職サイトです。
幅広く希望があるケースではかなりおすすめです。


ナースパワー:友達にすすめたい看護師転職サイト1位!地方にも強く求人数が多い老舗エージェント

地方にも強みのある看護師の転職エージェント・サイトのナースパワー

日本で最初の看護師専門転職エージェントで歴史は長く利用者も多いです。
保有する看護師求人の数・質と転職支援に関する質も高く、調査によると友だちにすすめたい転職サイトや好待遇求人が多い転職サイトなどの項目で1位(※5)を獲得しているので、おすすめできるエージェントと言えます。

常勤・非常勤ともに求人を保有しているので、様々な方にマッチする求人の紹介をしてもらうことが出来ます。

全国に多数の支店展開(17拠点)をしているので、各地域の転職先の情報を詳細に把握しおり、地方求人をしっかりカバーしてくれるナースパワーは首都圏のみならず地方に住んでいる方にも特におすすめできるでしょう。
本社が熊本県ということもあり、九州方面では特に強いと言えます。

首都圏の転職には強いというエージェントさんは多いのですが、地方の情報が薄いというところは意外と多いですので、地方の方は必ず登録しておきたいところです。

また、ナースパワーでは『応援ナース』という仕組みを取り入れているのですが、これは期限付きで一時的に人手が足りていない病院等に赴任する働き方です。

具体的には、例えば沖縄県やその他離島の病院、また、都市圏でも一時的に人手が不足している病院等があげられます。

なお、応援ナースは派遣ではなくあくまで病院側と直接雇用を結ぶ働き方となります。

意外と良いシステムで、短い期間で大きな収入が得られるという点、引っ越し費用が支給(赴任時)等メリットも多いので、気になる方は公式サイトで詳細をご確認頂くか、登録して確認されることをおすすめします。

ナースパワーを利用するのに合う看護師

  • 首都圏のみならず地方(九州・中国地方は特に)で転職をお考えの看護師の方
  • 「応援ナース」の仕組みを使って短期間で大きく稼ぎたい方や新天地等の新しいところで頑張りたい看護師の方
  • 老舗ということもありサービスの質が非常に安定していることから安心して転職サービスを利用したいとお考えの方
運営企業名 株式会社ナースパワー人材センター
HP・サービス ナースパワー
特徴 老舗ということも有りサービスの質が非常に安定しています。
どのエージェント担当者が担当になっても企業としての方針・教育・ノウハウがしっかりしているので、安心して利用できるでしょう。
求人という点においては、求人数は非常に豊富で、基本的に病院への転職が前提となっているものの、各種クリニック、介護施設、訪問看護など病院での転職希望の看護師から他の領域まで様々な方の利用がおすすめです。

応援ナース等様々な仕組みがあるため、いろいろ模索したいという方は登録しておきましょう。

はじめて転職する看護師や単発でのお仕事を探したい看護師が利用におすすめできる転職サイトの「MCナースネット」

はじめて転職する看護師におすすめのサイトMCナースネット

初めて転職する看護師の方は登録して話を聞いてみると勉強になるかもしれません。
エージェント担当の方があなたが置かれた状況に応じてどのような職場が合うのか、どのような選択肢があるのか、先のことまで考えた上で求人の紹介や転職に関するアドバイスをしてくれます。

働き始めたばかりの看護師の方であっても、この先結婚して子供ができて働いていけるだろうかなど不安に思っている方も少なくないのですが、そうしたライフイベント・ステージに合わせてどのような可能性があるのかを知ることができると同時に、マッチする転職先の紹介が受けられます。

転職満足度も非常に高く、おすすめできる看護師向け転職サイトと言えます。

MCナースネットの特徴

  • 病院・クリニック・企業・保育園・その他施設などあなたの状況やライフステージ、希望に合わせた最適な転職先が見つかる
  • 初めて転職する看護師やライフイベントを機に転職する看護師におすすめ
  • 面接同席によるサポートもあるから転職サポート重視の看護師におすすめ
  • 看護師・保健師・助産師の常勤・非常勤求人が多数あり、単発求人もあるから非常勤での勤務で求人をお探しの方にもおすすめ
運営企業名 株式会社メディカル・コンシェルジュ
サービス名 MCナースネット
MCナースネット特徴補足 ライフイベントを機に働き方を検討されている方の利用者は多く、働き方に多様性を持たせたいケースでは登録すると良いでしょう。様々な求人の紹介が受けられます。

育児中の方、家庭との両立を目指す方、介護など様々な状況があろうかと思いますが、そうした状況に適した求人が見つかり安い傾向にあります。


どのサイトを利用するか迷ったら・・・転職サイトはできれば2社くらい登録しておきましょう

どの看護師向け転職サイトに登録すべきか迷ったら

上記で記載した転職サイトを最低でも1社、可能であれば2社程度登録しておきましょう。
複数の転職エージェントに登録・相談することで、希望にマッチする求人が見つけやすくなります。

ある程度数を絞って紹介したつもりではありますが、それでもなかなか決められないという方もいらっしゃるかと思います。

そのようなケースでは、看護のお仕事の利用がおすすめです。

看護師が転職をお考えになるケースとして、病院の内情・雰囲気・人間関係等が要因となっていることが比較的多いのですが、各病院やクリニックの内情まで含めてしっかり情報を把握しており、的確な情報提供をしてもらえることからミスマッチの少ない転職が実現しやすいです。
看護のお仕事は情報量が多い傾向にあるので個人的には利用をおすすめします。
労働環境改善から人間関係まで含めて良い職場環境へ転職したいとお考えの方は必ず登録しておきましょう。

当然求人数もトップクラスの量を保有しており圧倒的です。
求人の量と質・情報の量と質、これらが非常に高いので転職する上では欠かせないかと個人的に思います。

また、合わせて看護roo!も同様に登録しておくと良いかと思います。

いずれも地方の病院等の内情・情報も比較的持っているエージェントとなるため、おすすめです。

ただ、転職エージェントだけに頼った転職活動をするのではなく、自分自身でもしっかり情報を得て判断しながら動くことで希望を叶える転職の実現がしやすくなるので、ここからは転職成功に向けたポイントや転職に失敗しないコツなんかも紹介していきます。

看護師が転職をする際気をつけるべきポイント

転職エージェントだけに頼らない!看護師が転職で注意すべきポイント

次に転職をする際気をつけるポイントなどをご紹介したいと思います。
転職エージェントに登録すればフォローしてもらえる事項も多いのですが、あなた自身がこれらをしっかり理解しておくことも重要で、転職失敗のリスクを下げるためには必要なこととなります。

転職をする際、まずは病院を探して選ぶところから始りますが、その選び方が一番慎重に行わなければならないところです。

試験に関しては、新卒時の様な変な緊張感や重圧感はあまり感じなくていいと私は思っております。

その選び方についていくつかポイントと現在の病院についてのポイントをお話したいと思います。

a.必ず病院見学をする

これはマストです。

病院見学は必ず行ってください。ここで大事なのが、短時間でお互いのことを少しでも理解しあう事です。

例えば「病院見学の時は良さそうにみえたけど入ってみたら全然違った」という意見よく耳にします。

実際病院側は求人を欲している訳であって、不利益な事はあまり口には出しません。

それは転職する自分側も同じです。

良いように見せようとしすぎて入った後のギャップに悩ませることはよくあります。

面接という限られた時間の中でお互いの良いところ悪いところ全て理解する事は不可能です。

ですので少しでも良いから相手側の良いところ悪いところは聞き出すようにし、こちら側も自分の意見はしっかりと伝えるようにしましょう。

なお、この病院見学は転職エージェントに登録しておけばエージェント経由で手続きしてくれるので楽です。
また、どのようなところを見ておくべきかといったことも詳細にアドバイスしてくれます。

b.妥協できる点を整理しておく

病院を選ぶ際、現在働いている病院と色々と比較すると思います。

その際、給料が高い、交通の便が良い、職場の環境が良い、好きな分野で働ける、手当てが厚いなどなど、、、。挙げたらキリがないくらい理想な病院像が浮かび上がります。

ですが、それの全てにあてはまる病院はほぼないと言って良いでしょう。

利点があれば欠点があるものです。
転職活動の際にわかるものもあれば、転職してみないと分からないものもあるでしょう。

どこか自分の中で妥協点を持つ事は転職を成功させるために大事な事であり、転職後の仕事のモチベーションにも影響してきます。

嫌なところも妥協できる範囲であれば徐々に気にならなくなるでしょう。

c.譲れない条件は面接などでしっかり主張する

上記の妥協する、というところと少し矛盾してしまいますが、転職活動において、ついつい求人先から「選ばれたい」という気持ちが強くなり、過度に自身を良く見せようとふるまってしまう方が一部いらっしゃいます。

当然面接の場なので、あなたの魅力をアピールし、良く見せることは重要なのですが、面接の場で意識して欲しいのは、あなた自身も求人先を選ぶ立場にあるということです。

現在転職をお考えの看護師の方の多くは、何かしら不満を抱えていたり、希望を持っているから転職活動を行っているのかと思いますが、そうした譲れない希望や条件を相手に伝えず、妥協して転職をしても意味がないどころか、かえって状況が悪化する可能性もあります。

伝え方に工夫は必要ですが、譲れない条件・希望があるのであればそうしたものをしっかりと面接の場でも先方に伝えた方が結果的に良い転職が実現できます。

そうしたものを伝えた上で内定が出るのであれば、それはあなたにとって、とても良い職場である可能性が高いからです。

内定を取ることに目が行きすぎないように注意しましょう。

そのため、上記の「妥協できる点」と「譲れない点」はしっかりあなた自身で整理しておきましょう。

なお、待遇にも関わってくる部分もあろうかと思いますので、そうしたケースでは転職エージェント担当者が代わりに交渉してくれたりもするので、エージェント利用はおすすめです。

d.転職の旨はなるべく早く伝える

以前、私の病院で転職直前になって慌てて上司に伝えた方がいました。

転職を考えている際はなるべく早く伝えられるとその後がスムーズになります。

私は1年くらいの余裕を持って転職を考えていることを上司に伝えました。

理由としては、その方が自分にとっても病院側にとっても都合がいいからです。

自分の場合、認定資格をとってそれを活かせる病院で働きたかったため、転職までの1年間で何が何でも認定資格を取るぞと言ったモチベーションになりました。

また、病院探しも仕事と平行してゆっくりと探す事が出来ました。

病院側は、人事の関係もあれば来年のスタッフ構成のこともあるので急な欠員募集なども行うことなく、仕事の分担もゆっくりと分けられる事ができるため業務への支障が少なく済みます。

私の場合は、転職先が決まった際、入職1ヶ月前を丸々有給にして家探しや契約なども焦らず行えました。

その点を思い返すとあのタイミングで転職を伝えられて良かったと思っています。

ただ、とはいえ1年前は一般的には早すぎるかと思いますので、就業先の規則等も見つつ、特別な理由が無いのであれば一般論として2~3か月前に退職を申し出るぐらいのスケジュール感は持っておきましょう。

転職の際あったら便利なスキルなど

転職をする際、何かと強みを持っていたほうが自信につながりますよね。

もちろん看護師の資格があるだけでも十分なのですが、プラスαで何か資格を持っていた方が一つの強みとなります。

看護師には各専門分野によって多くの専門認定資格がある為、自分のビジョンに合った資格を取ることをお勧めします。

また、資格以外にも学会での発表や病院内での勉強会の実施も一つの実績として残るでしょう。

私は、学会での発表が多かった為(発表が好きで毎年何らかの研究課題を発表していました)、転職先の病院ではそれらの学会内容を話しのネタにして魅力をアピールしました。

人前で発表する機会は看護師の中でもある人とない人がいます。

人前で話すことが苦手な人はあまり勉強会や学会発表をしませんし、看護師の業務ではない為あまり積極的に行う方も多くは無いと思います。

ですが、私は「転職」という考えを少しでも持っている方にとって、学会に参加するだけでもとても有意義なものであると考えています。

なぜなら、学会は全国から病院が集まっている為、いろいろな病院の働きかたや特徴を一度に学ぶことができるからです。

そこでネットワークを広げる事はやや難易度が高いと思いますが、思い切って発表者に色々と質問してみてもいいかもしれません。

転職エージェントだけに頼るのではなく、自分自身でもしっかり転職先候補を見極めましょう

ここまで、転職で失敗しない為に自身の経験談も踏まえてお話させて頂きました。

転職と聞くとややハードルが高いイメージですが、看護師の転職は他業界の職種と比較してハードルは低いと思いますので、あまり必死にならずに、自分がこの先やりたいことを考え病院を選ぶ事が大切です。

実際の転職活動では、転職サイトや転職エージェントを使う看護師の方が多いかと思いますが、転職エージェント任せにするのではなく、自身の感性も大事にして、しっかりと転職先を見極めてほしいと考えています。

看護師の退職・離職の理由から転職エージェント利用の有用性を見る

ここからは、比較的離職率が高いと言われる看護業界の離職の理由と転職に関する関係について見ていきたいと思います。

無意味に転職を繰り返してしまっても仕方がありませんので、離職・退職の理由、原因もしっかり押さえ、良い転職が実現できるようにしましょう。

看護師は将来なりたい職業の上位にあります。

しかし、その一方で離職率が高いことが問題視されています。

日本看護協会によると、「病院看護実態調査」において、離職率は、常勤看護師で10.9%、新卒看護師7.8%と前年度に比べて横ばいとなっています。

同調査では、それぞれの病院の看護職員数について、「不足感がある」、「やや不足感がある」と回答したのが、全体の75.7%に上っています。
当社の調査でも看護師不足を感じているとこたえた看護師は9割近くにもなり、人手不足が要因で退職した看護師も多くなっています。
参考:看護師不足と転職に関する意識調査 看護師不足を感じる職員が9割、人手不足が要因で辞めたい・転職したいと感じる看護師が6割弱

なぜ離職率が高いのでしょうか。

参考:「日本看護協会 病院看護実態調査」結果報告

看護師の離職の理由は?

厚生労働省「看護職員の現状と推移」によると、看護職員として退職経験のある者の退職理由は、「出産・育児のため」22.1%、「その他」19.7%、「結婚のため」17.7%、「他施設への興味」15.1%となっていて、他にも「人間関係が良くないから」、「通勤は困難なため」、「超過勤務が多いため」、「休暇がとれない、とりづらいため」がそれぞれ10%以上をしめています。

<看護師の転職・退職理由>

  • 結婚・出産等のライフイベントによる転職・退職
  • 通勤が困難
  • 人間関係が面倒で転職
  • 他施設への興味による退職・転職
  • 夜勤が無いところへの転職希望
  • 精神的な疲れ(向き不向きや医療事故等の不安等含めた)による離職や転職
  • 給与を含めた労働条件・待遇の不満からの転職
  • 看護師の経験を活かしたキャリアチェンジ(別職種)

厚生労働省が発表している「看護職員の現状と推移」の資料や「看護職員就業状況等実態調査(厚生労働省医政局看護課)」などによると、やはり退職理由として最も多いのがライフイベントであり、実際に勤務している看護師に聞いてみても周囲では結婚・出産を機に退職・転職される方が多いとの話を伺います。

看護職員として退職経験のある者の退職・転職理由の図
厚生労働省医政局看護課:看護職員就業状況等実態調査より

その他参考:厚生労働省 「看護職員の現状と推移」

少し古いデータですがこれらは現在も変わらない状況です。

結婚・出産等のライフイベントを機に退職する看護師が多い

実際に現場で働いていると、退職の理由で一番多かったのは、結婚、出産、育児によるものでした。

女性のライフワークとのバランスがとれなくなり、辞める方が多かったです。

結婚などのライフイベントを期に引っ越すために退職したり、出産のタイミングで育児に専念したいと思って退職します。

人間関係の悪化が原因で離職・転職する看護師も多い

以前に私が働いていた職場では、一年間で部署異動(個人的な希望の理由も混み)も含めて、14人の入れ替わりがあったことがあります。

そのうちの10人は退職でした。

あまり大きな声では言えませんが、当時の職場内の人間関係があまり良くない状態だったのです。

女性が多い職場なので、一部の看護師の間で派閥のようなものができていたり、特定のスタッフを攻撃対象にしたりすることもありました。

10人全員が人間関係を理由に退職したわけではありませんが、看護師は人を相手にした職業なので、スタッフ同士の関係、上司との関係、患者さんとの関係に悩むことは多いのです。

病院内の人間関係というのは一見するとわかり難いものなのですが、転職エージェント等にもそうした情報は入ってくるので、エージェントさんから情報をもらうと良いでしょう。

自身の理想と現実のギャップに悩む看護師も

中には1年生の途中で退職する人もいて、その理由はどうしても仕事の内容が自分の理想と離れていたり、性格上合わなくて続けられない、というものでした。

看護師の仕事は、一般的に知られている情報以上に、過酷で求められる知識や技術が多いために、そのギャップに苦しむ人が時々いるのが現状です。

看護業務以外の仕事が多いことが原因で辞める人も

患者さんへの看護の仕事以外のことで、悩む人もいました。病院には委員会や教育などの係りの仕事があるのですが、それをいくつも請け負っていた看護師がいました。

その人は日勤で看護師業務をしながら、午後の途中で委員会や係りのミーティングに1、2時間ほど出席して、その後残った仕事をこなしていました。定時を過ぎても終わらない場合、保育園の迎えの時間に追われながら、必死にされていました。

もちろん周りのスタッフも手伝いますが、他のスタッフも自分の仕事が終わらなかったり、家庭の事情で早くからなければいけない、などそれぞれ状況を抱えています。

総合病院では看護業務以外の委員会活動や看護学生指導などの活動が多いので、それを理由に離職する人も多かったです。

実際のところの仕事内容等に関してもしっかりと転職前に事前に情報収集しておくと良いでしょう。

仕事の割に給料が安いという理由で退職・離職する看護師も

看護師は、仕事の大変さに対して、給料が少ないという話をよく耳にします。

実際に夜勤をすると、夜勤手当てがつくので、一般企業で働く人よりも多い方です。

しかし夜勤をせずに、日勤常勤の看護師として働くと、重労働のわりに一般企業の人とあまり変わりません。

加えて夜勤というのは、普通の人が寝ている時間を起きて働いているので、体をかなり酷使している状態になります。

ホルモンバランスを崩したり、体の不調を訴える人は多くいます。

でも夜勤をしなければ給料が少ない、このジレンマがあります。

人手不足が人手不足をよぶ

人手が少ないのは、どの病院も同じだと思いますが、特に4、5、6月は新人看護師が業務になれていない時期なので、指導看護師が付き添いながら指導して業務をします。

指導しながらの業務は時間がかかるので、慢性的に人手が足りない現場では大変なのです。

そのような状況で、途中にミーティングや委員会などで数名が抜けると、残った5.6人で40人の患者さんの対応をすることになります。

忙しさと人手不足による慢性的な疲労、医療事故への不安感などでストレスがたまり、身体的な体調不良や、精神的不良で休むようになって、仕事を退職することになる場合もあります。

スキルアップ・キャリアアップを目的に転職する看護師も

中には新しいことを学ぶためのキャリアアップや、より専門的な分野のエキスパートを目指して転職をしたり、職場の働き方、例えば夜勤体制や看護体制などが合わず、より自分にあった場所で働くために退職する人もいます。

看護師の職場環境が改善されている現状もある?

看護師の転職サイトの紹介

離職理由が明確なため、病院等の看護師の職場もそうしたことに対する対策はしているところが当然ですが増えてきている現状もあります。

転職で悩みが解消される看護師は多い

看護師の転職と悩み

看護師の転職理由としてあげられるものの代表例として、人間関係や労働環境の他、結婚・出産を機にというものが多かったことは先ほど紹介しました。

しかしながら一方で、病院看護実態調査(公益社団法人日本看護協会)のデータを見ていくと、個々人の家庭状況に応じた新しい働き方や勤務形態の柔軟性を認める病院等の勤務先が増えている傾向にあると読み取れます。

例えば夜勤を行わなかった正規雇用看護職員が13.5%だったものが19.1%へと増加しており、細かく比較分析すると育児や介護など個々人のライフに合わせた働き方ができるようになってきている勤務先が増えていると日本看護協会では分析をしています。

この他の労働時間や休日に関する事項も改善もしくはそのような方向への動きがあるように見てとれ、看護師の勤務先の労働環境整備が進んでいるのは間違いないと考えられます。
ただ、こうした改善が進む一方で夜勤者等が不足しているという現状があるのも事実であり、その辺りはまだ課題を残しているものの、夜勤を望む看護師としては良い条件で勤務するチャンスは増えていることからなんとか調整はとれている状況です。

こうしたことを踏まえると、働く環境の改革や改善が進んでいる病院は増加傾向なので、そうしたところへ転職をすることで、抱えていた悩みが解消(もしくは改善)される傾向も増えており、看護師の病院やクリニック・各種施設への転職に詳しい転職サイトを利用することでこうした情報を取得することができるため、求人先の内情等に詳しいサイトを利用するのが転職成功への近道となります。

なお、中には看護師そのものを辞めたいとさえ思う方もいらっしゃるのですが、このケースでも職場環境を変えることで気持ちが改善されることもありますし、不安や心配も職場での人間関係や頼れる人がいるかどうかで変わることも多いです。
看護師自体を辞めたいと思ってしまった方は一度立ち止まってよく考えてみたりすると良いでしょう。
言葉で言うほど簡単なことではないのかもしれませんが、良い環境に恵まれれば意外とやっていける人も多くいらっしゃいます。

看護師の職場の人間関係は改善されているのか?

看護師の人間関係

現状、人間関係が改善傾向にあるのかどうか、残念ながらデータはございません。
ただ、今でも人間関係が看護師の転職理由上位に来ていることからもわかるように、現在においても人間関係は大きな課題となっています。
特に1年目の新人看護師の離職率は高く、その理由が上司・先輩も含めた人間関係であることも多いため、職場選びとそれに関する情報収集が重要となります。

こうした情報はご自身だと掴みにくいものですので、看護師として勤務されている信頼のおける知り合いや転職サイトのエージェント担当者等から情報を仕入れておくと良いでしょう。

病院・クリニックの内部事情に精通した転職サイトを特徴ごとに比較して後ほど紹介させていただきますので気になる方はもう少しお待ちください。

自分に合った病院・職場は見つけるために転職サイト・転職エージェントを有効活用しよう

看護師は人の命を預かる大切な仕事です。

誇りを持って日々奮闘している人がたくさんいますし、看護師の資格をもつことのメリットもたくさんあります。

しかしその一方で、過酷な労働条件の中、皆さんそれぞれジレンマを抱えながら日々頑張っています。

どの職場でも仕事が大変なことに変わりはありませんが、その中でも自分に合った職場は見つかるものです。

特に人間関係が原因で離職するケースでは職場環境が変わるだけで体調やメンタルが良くなるケースも多いので、現在勤めている病院を辞めるかどうか悩んでいるような方は一度転職エージェント等から情報収集してみるといいでしょう。

看護師や病院への転職に精通している転職エージェントを活用することで、これまで抱えていた悩みが解消される転職先は見つかるはずです。

いずれにせよ転職活動の初めの一歩は転職サイトに登録することから始まりますので、まずは転職サイトに登録し、エージェントの方から情報収集してみると良いかと思います。

転職サイトに登録したからといって必ず転職しなければならないわけではありませんので、情報収集のためにも転職をするのであれば利用することをおすすめします。

そして、本記事で記載した通り、転職エージェントだけに頼るのではなく、あなた自身でもしっかり判断していく姿勢を持つようにしてください。

よく吟味して後悔のない転職ができるよう応援しています。

看護師が転職エージェント・サイトを利用して転職した際の満足度:64%が利用に満足

看護師の転職エージェント利用に関する満足度の表:64%が満足と回答

看護師の方で、過去に転職エージェントを利用して転職した経験のある方に、エージェントを利用した上での満足度を調査しました。
結果としては64%の方が「やや満足」もしくは「満足」と回答しており、比較的利用してよかったと感じている方が多い傾向です。

こうしたことから、基本的には転職エージェントを利用することにメリットがあると言えるでしょう。

看護師の転職エージェント利用満足度調査
満足した 25%
やや満足した 39%
やや不満 27%
不満 9%

ただ、満足している人が多いから利用しましょう、という話なのではなく、どういった点が満足だったのか、
また、36%の方は「不満」に思っているわけなので、どういう点が不満だったのか、
それぞれを知っておくことで、転職エージェントを有効的に利用することができるでしょう。

なお、子育て中の方など就業環境に制約をつけて転職活動をされる方は意見が割れる傾向にあり、ピッタリな転職先(病院やクリニックなど)を紹介してくれてよかった、というものもあれば、せっかくエージェントを利用したけど良い求人が無かったといった声が挙げられています。
ただ、満足しなかった方も代わりに求人をサーチしてくれるという点では便利で良かったという声もあります。
良い求人先は倍率も高くなかなか空きが出ないので、タイミングと同時に比較的早めの動き出しが重要なようです。

また、「決断を急かされる」「連絡がしつこい」等の不満点をお持ちの方もいらっしゃいますが、こうした事項は各社反省をし改善傾向にあるため、良くない点は徐々にエージェントにもよりますが業務フローの見直しを行っているので、必ずしも現時点でそうとも限らないことは記載しておきます。

とりあえず、以下に公開可能な範囲で転職エージェント利用者の声(満足した理由もしくは不満足だった理由)を記載いたしますので、是非参考にしてください。

転職エージェント利用者の声

 

性別 年齢 転職エージェント利用
満足度
理由
女性 30代看護師 やや満足した 自宅から近く、残業が少なめの職場が見つかったことで身体の負担がとても少なくなりました。希望に合う求人先を自分で探すのは負担がかかりますし情報提供も頂けるので助かりました。
女性 30代看護師 満足した 使用した当時は育児を行っていたのでお給料含め条件が良好な求人でお仕事を行えて良かった。
女性 30代看護師 やや不満 親身になって頂いて職を探してもらったが、面接の時点で自分の条件(夜勤なしなど)が先方に伝わっていなかった。先方にきちんと条件をお伝えしてくれた上で面接の約束をしていただけると尚よかった。
女性 40代看護師 やや満足した 良かった点としては、なんといっても希望する勤務先が見つかったこと。悪かった点としては、決断を急かされる感じがしました。
男性 30代看護師 やや満足した アドバイザーの方がほんとうにしっかりとされており、自分が抱えている不安なども親身になって聞いていただき、それを踏まえた上での職場の紹介などもおこなっていただきました。
女性 40代看護師 やや不満 ご自身の転職感を全面に出し、押し付けてくるような物言いをされる担当者がいました。
押し付けではなく、もう少し、気持ちに寄り添っていただきたかったです。
男性 30代看護師 やや満足した 求人の情報がメールで届くのですぐに相談できてよかったが、転職が決まった後もメールが来るのが少し煩わしかった
女性 20代看護師 やや満足した これまでに計2回お電話をしましたが、どちらもとても丁寧な対応でした。転職をする理由や現職での仕事内容、転職の希望条件などを詳しく聞いて下さりました。特に良いと思った点が、現職での看護の楽しさについて聞いてくれたことです。この質問のおかげで、私自身の看護の楽しさについて振り返るきっかけとなりました。
女性 30代看護師 やや不満 転職先を探している期間中に、担当者がコロコロ変わり、そのたびにこちらの希望条件などを一から伝え直さなくてはいけないことがあり、面倒に感じた。担当者が変わってもいいが、希望条件などは引き継ぎなどをしてもらえた方が利用する側は安心だし手間はかからないと思った。
女性 30代看護師 満足した ブランクがあり小さな子どももいたので条件が限られてしまう中、すごく待遇の良い職場を紹介していただきよかったです。
女性 50代看護師 満足した 申し込んでからその日のうちにすぐに連絡が来て、今ある情報の中で良いと思われる、転職先を紹介してくださった。スピード感が凄いと思いました。
男性 40代看護師 やや不満 転職先を探すのは自分でインターネットを使うより、細かい内容を聞けたりできたが、その後の連絡が多かったのが不満だった。
転職先を決めた後も何度も連絡があったのが残念。
女性 30代看護師 満足した 満足したことは、分かりやすく説明してくれ、病院の仕事と日常生活の動きでのストレス、負担生活に対しての職場での負担のが少ないことです。
女性 20代看護師 やや満足した 主人の転勤を機会に転職しました。慣れない土地で、新しい人間関係を作れるように同世代の人がいる病院を探していただきました。また、通勤に関しても乗り換えが何がいいのか悪いのかも分かりませんでしたが、その点も含めて病院を紹介してくださり、とてもよかったです。

ただ電話の際に、あまりにもフレンドリーに話されており、こちらとしては人生を賭けての転職であったため軽く見られているなと感じる部分がありました。もう少し丁寧にお話しをしていただけるとよかったと思います。

女性 40代看護師 やや不満 仕事をしながら転職先を探すのが大変なので、その手間を代わりに行ってくれる点は良かったです。

ある程度希望に沿って探してくれますが、なかなか良い条件のところがないと、段々と連絡が滞ってフェードアウトされてしまった点は残念でした。

女性 30代看護師 やや満足した 求人なら条件にあったところを厳選して教えていただけたのでよかったです。その中から自分で選べて大満足でした。
女性 30代看護師 不満 転職先の看護師長の人柄が大変よく、この看護師長のもとで働きたいと希望し転職した。その際エージェントの担当者にもその旨を伝えていた。しかし入職と同時にその看護師長は退職した為、不満に感じた。また転職先を迷っていると、エージェントの担当者から早く転職先を決めるよう急かされていたことも不満に感じた。
女性 30代看護師 満足した 世間話したり普通の話したりして和ませてくれた。思った以上に細かく私の希望を聞いてくれて、私が一転二転しても嫌な顔せずトコトン付き合ってくれたのでピッタリなところに就職することができた。
女性 20代看護師 やや不満 働きながらの転職活動でした。しかし自分の希望の仕事内容のところはなかなかありませんでした。

断ってもしつこく連絡が来て、半年ほどは電話がかかってきました。

内容を聞いても、最初に言った希望する仕事内容の病院はなかったです。

女性 30代看護師 やや不満 常勤で働きながらの転職活動で電話対応の時間がなかなか取れないため、メールでの対応をお願いしていたにも関わらず、いつも電話対応を求められて大変だった。
女性 30代看護師 やや不満 求人について質問があまり確認次第連絡しますと言いながら未だに連絡がない。自分の出した条件がよく無かったのかもしれないが連絡はちゃんとして欲しいと思った。
男性 30代看護師 やや不満 地方の病院についての情報はほとんどもっておらず、自分でもストレスなく集めれるレベルでした。転職にあたっては職場との連絡を代行していただけたので便利だと感じました。
女性 30代看護師 やや満足した 複数のエージェントを利用しました。

面接に同行いただき、質問しづらい年収のことなど代わりに聞いていただけたのは良かったです。

エージェントが転職先を勧める時は良いことしか言わないことが多いので、複数のエージェントに登録して、あちらで勧められたがどうか聞くと、知らない情報が出てくるのでお勧めです。

エージェントによっては強引に勧めてくることもあるため、自分の中で譲れない条件はしっかり持った方が良いです。

女性 40代看護師 やや満足した 夜勤をしながら転職活動を行っていたため、時間に制限があったが、こちらの都合に合わせて柔軟に対応してくれた。
女性 40代看護師 やや満足した 良かった点は、数ある職場から選択でき自身が良いとおもった職場に転職サイトの方がアボから面接日、面接にも同行して頂けたことです。
女性 50代看護師 満足した 良かった点は、実際に会ってくれて話を聞いてくださったこと。転職先に同行してくれて間に入って話をすり合わせてくれたこと。
女性 30代看護師 やや満足した 小さい子供がいながらの転職活動であることを伝えていたので、連絡などはメールがよかったのですが、私が返信が遅かったりすると頻繁に連絡があったことがストレスでした。しかし、条件に見合った職場を提案してくれたことはとてもよかったですし、子育て世代が働きやすい環境づくりを大事にしている法人関係の施設の紹介は役立ちました。
男性 40代看護師 やや満足した 転職エージェントを利用して良かった事はキャリアアドバイザーのサポートが手厚く面接のアポ取りや日程調整等を行ってくれたり必要書類の作成等も手伝ってくれた事でした、悪かった事は希望していた条件とは違う求人を多々紹介された事でした、条件と違う求人を紹介されても検討する余地も無いので本当に不満に感じました。
女性 20代看護師 満足した 企業看護師や地方公共団体の看護師などこちらが想定していなかった分野での看護師業務を紹介していただいたことは、自分の選択肢が増えたように感じ、転職エージェントを利用して良かったと感じる点です。
女性 20代看護師 不満 初めての転職であり、転職希望先の情報提供や履歴書の内容を確認してもらえたことはよかった。

しかし一番不安に感じていた面接対策については、「このままでは落ちる」とだけ言われ、

具体的なアドバイスをもらうことはできず、自信をなくすだけであった。

そのため面接対策については自身で調べながら練習やイメージトレーニングを行った。

男性 20代看護師 やや満足した 要項など詳しく知りたかったのでエージェントに登録しました。

担当の方が転職先の特徴や求める人材、面接対策などしてくれ助かりました。

女性 30代看護師 やや満足した リストを用いてスキルを評価してくれたり、経験やスキルに応じた病院、施設を紹介してくれて助かった。

面接にも付き添ってくれて、聞きづらい給与面のことなどを代わりに質問して貰えて良かった。

女性 40代看護師 やや満足した 細かい情報提供をしていただき、こちらからの希望も聞いていただけた。

次回、何かあったらお願いしようと思う。

女性 30代看護師 やや不満 田舎であるためかそもそも紹介される件数が少なく、提示していた条件とは全く違う職場を紹介された。
男性 30代看護師 満足した 新しい職場を探していた際、実際の職場の雰囲気を見るために施設見学の日程を決めてくれたり、どのような性格かや、希望する働き方を話しながら見極めて頂けました。前もって見学に行った際にもその施設での働き方について自分に代わって具体的に聞き出してくれたりしたので安心して職場選びが行えました。

登録するかどうか迷っているといった方は良い点も悪い点も参考にしてご利用ください。
なお、過去求職者の方が不満だと感じている部分は改善されていく傾向にあるため、例えば連絡が多い、しつこいといったものは各社改善されている傾向にはあります。

看護師の転職エージェントをもう一度見たい方は以下をクリックしていただきますと該当箇所までジャンプします。

看護師におすすめの転職サイト・エージェントの項目へ移動する

看護師の転職活動で押さえておきたい事

転職エージェントに登録すれば面接対策や応募時の書類の書き方に関するアドバイスなど、転職活動で注意しなければならないポイントというのは一通り教えてもらえます。
ただ、ここまでで述べてきたように、ご自身の目と耳でもしっかり情報収集をした方が良いのと同じように、転職活動の注意点やポイント等もある程度把握しておいた方が質の良い転職が実現できるため、簡単に目を通していただけましたら幸いです。

看護師の面接で聞かれること

看護師の転職活動で面接で良く聞かれる質問について

看護師の場合、面接の経験が少なく、面接がちょっと苦手という方も少なくありません。
その場合、最低限のポイントは押さえておくことで少しは気が楽になります。

  • 転職理由
    ※これは必ず聞かれるので押さえておきましょう
  • なぜこの病院なのか
    ※いわゆる志望動機です
  • どのような看護をしたかなどの経験について
    ※必ず業務の振り返り・棚卸をして整理しておきましょう

上記はあくまで一例となりますが、基本的な事項を押さえておけば門前払いということは少ないです。
以下のページで詳しく解説していますので面接に不安がある方は是非ご参考ください。

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転職時期・タイミング

看護師の転職時期やタイミングについて

必ずしも時期に拘る必要はありませんが、どのような時期が看護師の求人が増えやすいのか、病院の受け入れ態勢が整っているのか等頭に入れておくのも良いでしょう。
求人が増える時期はそれだけ希望を叶える転職がしやすい時期ともいえますので。

一般的には年末の12月頃から2月頃にかけて看護師・病院の求人が増え、3月頃にピークとなってきます。
そのため、転職サイト等に登録し、求人情報が紹介してもらえるような体制を整えておくと良いでしょう。
また、9月も同様に求人が最も多い時期の1つと言えます。

とはいえ、こうした時期に必ずあなたに合う求人先があるというわけではないので、転職が頭をよぎったタイミングでエージェントに相談し、随時求人の案内がもらえるようにしておくことで、良い職場との縁を逃さず転職できるチャンスは増えると言えるでしょう。

その他繁忙期やどのタイミングで退職を切り出すかといったところまで下記ページで解説しておりますので、転職時期やタイミングに関してお悩みの方は以下をご覧ください。

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看護師の転職先や職種(仕事内容)について

看護師の転職先
看護師の転職先というと病院を思い浮かべる方が多いのですが、活躍の場は幅広いです。
また、仕事内容も多岐にわたるため、各ポジションを簡単に紹介するとともに、それぞれごとでおすすめのエージェントや転職サイト等もあるようなケースではご紹介します。

看護師の産婦人科への転職と仕事内容

新人看護師が配属を希望されるケースで比較的人気なのが産婦人科であり、命の誕生に関わることができるというところで、やりがいに感じる方も多いようでした。

なお、ご存じの通り看護師に助産行為は認められておりませんので、出産に関する部分は助産師の方がメインで業務を行います。看護師の方で助産師を取得し、幅を広げていかれる方も一定数いらっしゃいます。

ただ、それほど求人が多いわけではありませんので希望する先への転職というケースでは時間がかかることもございます。
産婦人科への転職に興味のある看護師の方は以下の記事も参考にしてみてください。

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整形外科への転職

整形外科の場合、患者さんのサイクルが早いのが特徴なので、たくさんの方とコミュニケーションを取るのが区にならない看護師の方が向いている職場となります。

また、肉体的(筋力等)な意味での体力も必要となる場面が多いことから、そうした体力面に自信がある方は向いていると言えるでしょう。

転職にあたっての注意点や整形外科で働く上でのポイント等を紹介した記事がございますので、以下をご参考ください。

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訪問看護職への転職

訪問看護研修があったかと思いますが、意外とあっさり終わりあまり印象に残っていないという方もいらっしゃるかもしれません。
昨今最もニーズのある領域であり、多くの看護師が求められる領域です。

基本的には在宅療養もとへ訪問し、理学療法士などのその他の領域の方々と協力し主に高齢者を対象とした利用者へのサポートを行うものです。

夜勤が無いため、夜勤無しが良いという方やパート勤務を希望されるケースでは訪問看護へとシフトしていく方もいらっしゃいます。

訪問看護の転職に興味のある方は以下にて解説しているのでご覧ください。

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皆さんは訪問看護について、どのようなイメージを持っていますか。 学生時代の訪問看護実習を思い出してください。 他の領域実習と比べると、短期間であったり見学実習で終わったという方が多いのではないでしょうか。 大まかなイメージしか掴めてい[…]

外来看護師への転職と仕事について

診療科にもよりますが病棟勤務と違いワークライフバランスが取得しやすい傾向にあり、日曜祝日が休みのことが多いので、そうした意味で働きやすいという方は多いです。
ただし、6連勤等の連勤が多いので、そこは慣れが必要でしょう。

病棟勤務との違いや仕事内容、キャリアに関することを解説した記事がございますので、外来看護師へと転職をお考えの方や病棟勤務との違いについて知りたいとお考えの方は見てみてください。

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看護師の一般的な転職・職務内容について

念のため一般的な看護師の仕事内容や日勤・夜勤・外来と基本的なことをまとめたものも記載しておきます。

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転職サイトに登録しておくことで様々な情報が得られます

転職サービスのメリット・デメリットや転職エージェントだけに頼らない転職活動について様々記載させていただきました。

転職エージェントはあまり好きではないという方も意外と多いのですが、登録しておくことで、非公開に募集するケースや先行して募集が始まる際に早期に求人情報がキャッチアップできたりするので、良い側面の方がむしろ多いです。

そのため、もしまだ転職サイト・エージェントに登録していないという看護師の方は是非この機会に登録してみてください。

看護師の転職サイト・転職エージェントのおすすめをもう一度見たい方は以下より当該箇所へ移動できます。
看護師に強い転職サイト・エージェントの項目へ

看護師として就業・転職される方々の各種経歴・バックボーン等の調査データ

厚生労働省職業情報提供サイト(看護師)に看護師として就業される方々の各種調査データが公開されておるため、こちらのデータと当社の保有する情報等を加味して看護師の転職や労働に関する分析やデータをまとめていきたいと思います。

看護師として働く方々の仕事価値観データ

看護師の仕事価値観のデータ

看護師として働いていてどういったことに満足度が得やすいかというものを5段階で取得したデータとなりますが、仕事の専門性・社会貢献性という部分で非常に満足が得やすい傾向にある他、労働条件(報酬)についても、比較的良い面があると感じている方が多いことがわかります。
専門性や社会貢献という視点は言うまでもありませんが、給与についても高額な傾向であり、確かに激務な側面もありますが、お金がためやすく、食いっぱぐれの心配のない仕事と言えるでしょう。

しかしながら一方で、組織的な支援体制や労働安全衛生という面では満足度は得られにくいという結果であり、というのも離職率が高い仕事であることからもわかる通り、過酷な現場も多く、身体を壊す危険性(可能性)があるお仕事でもあります。
人手不足ということで、どのような病院・クリニックにしろ一定度の大変さはあります。

ただ、良い職場環境(労働環境に配慮)も増えている他、一時的に離職期間ができたとしても再度の就職・転職は比較的容易なので、一度辞めた後の復帰も可能な職業ということから、就業先を選ばなければ職に困ることはありません。

良い職場環境(人間関係が良好、労働環境が良い等)で働きたいという看護師の場合は、病院等の内情に精通した転職エージェント等から情報を取得することで、転職失敗は避けられる傾向にあります。

看護師の仕事価値観
達成感 3.9
自律性 3.5
社会的認知・地位 3.7
良好な対人関係 3.7
労働条件 3.7
労働安全衛生 3.2
組織的な支援体制 3.2
専門性 4.2
奉仕・社会貢献 4.1
私生活との両立 3.4

看護師の仕事・タスク内容と実施率データ

基本的に病院勤務(医療施設)の看護師が多いことからそうしたタスク内容が大半となっています。
下記のタスク表は大まかな分類となるため、細かい部分は見え難いのですが、例えば、病院等の医療施設の看護師ではなく、福祉施設等に勤務する看護師の場合を見てみると、患者への処置という点では言葉は同じでも、福祉施設では医師の判断が常にあるとは限らず、医師の関与が少ないことから日常の医療管理業務や緊急処置を看護師の判断で行わなければならない場面が多くあります。
そのため、一定の経験とスキルを持った看護師が求められます。

業務内容を言葉にすると同じように見えることもありますが、働くフィールドにより求められるスキルが異なるケースもあることから、病院以外の勤務先等も転職先候補として視野に入れているケースではどういった違いがあるのかなどエージェント等から情報収集をしておくと良いでしょう。

看護師の仕事・タスク内容と実施率のデータ
仕事・タスク内容(看護師) 実施率
医師の指示を受けて患者に薬の塗布、注射、吸入、吸引、点滴などの処置 85.7%
患者の体温・脈拍・血圧を計測して、健康状態や症状をチェック 83.1%
患者の顔色や患部の様子を観察し、健康状態や症状をチェック 77.9%
検査のために患者から検体(血液・尿など)を採取 74.0%
医師が診察、検査、手術などの治療・処置を行う際に補助 72.7%
患者の診療記録や経過をカルテに記入し、整理 66.2%
患者に服薬の方法や注意事項の指導 66.2%
患者に検査の指示を伝え、結果を確認 59.7%
診療に用いる医療品の準備や補充など在庫を管理し記録 53.2%
病室や処置室の準備、器具・装置・備品の管理 51.9%
交代制勤務の交代時に、患者に関する情報や検査・治療・看護の予定を申し送り 49.4%
入院患者の服薬や食事・排泄の介助など日常の世話 48.1%
入院患者の看護計画を立てる 46.8%
寝たきりの入院患者の体位変換 44.2%
病院や施設で、感染予防の措置を患者や外来者に指導 44.2%
外来を受診した患者の症状や訴えをあらかじめ把握し、医師の診断を助ける 37.7%
多数の傷病者がいる場合等、重症度と緊急性によって医師の診察の優先順位を調整する(トリアージ) 13.0%
家庭看護の契約をしている患者を訪問し、所定の処置や健康のチェック 6.5%
地域や学校で、衛生管理・病気予防・家庭看護などの相談に応じる 3.9%

看護師として働く方々の学歴に関するデータ

看護師の学歴に関する調査データ

看護師になるには看護専門学校あるいは看護短大、看護大学を卒業することで看護師試験が受けられるため、学歴という視点で行くと必然的に専門学校卒以上ということが条件になり、勤務されている方々の周囲にもそうした方々が多いというデータになるのは当然かと思います。
※中学卒業後に5年一貫看護師養成課校を卒業するというケースもあります。

看護師が転職を考えた際は基本的に学歴はさほど重要ではなく、どういった病院でどういった経験があるのか、コミュニケーション能力はどうかというところが重要な要素となります。

看護師としてのテクニカルスキルも重要なのですが、患者とのコミュニケーションの他、同じ場で働く方々(看護師等)とうまくやっていけそうかどうかも重要となります。

看護師の学歴に関するデータ
高卒未満 0.0%
高卒 2.6%
専門学校卒 75.3%
短大卒 15.6%
高専卒 7.8%
大学卒 45.5%
修士課程卒 1.3%
博士課程卒 1.3%
その他(わからない) 1.3%

看護師の就業者データ

看護師として働いている方々のデータなので様々な職域・雇用形態の方々が混ざっているのでやや数値がおかしいと思う部分もあるのですが、有効求人倍率という視点で見ると長年にわたって安定して高い傾向にあり、転職をする(就職する)という意味ではそれほど難しくない状況が続いています。
※希望の病院やクリニックで働けるかという視点で見るとまた別の問題となりますが。

しかしながら一方で、人手不足が故に長く働きたくても忙しくて家庭との両立がし難いなどの理由で離職も多く、結婚・出産を機に辞める看護師は多いです。

国のデータによると、ライフイベントに合わせた働き方ができるようにという取り組みは進んでいるようですが、まだまだ状況が良いとは言い切れない部分も多いため、こうした部分の改善が業界全体の職場の働きやすさに繋がっていくでしょう。

看護師の就業者データ(厚生労働省)
看護師の就業者数 1,300,060人
労働時間平均 159時間
平均年収 491.8万円
平均年齢 41.2歳
有効求人倍率 2.24倍

看護師向け転職サイト・エージェント利用の流れと転職サイトを選ぶ時の注意点

転職サイト選びが重要な理由や転職サイト利用の流れについて

はじめて転職サイト・エージェントを利用する、という看護師の方も多くいらっしゃるので、ここからは基礎的事項である利用の流れ等について説明していきます。
何度か利用したことがある方は読み飛ばして頂いて構わない部分となります。

利用の流れ

まず初めに利用の流れについて記載いたします。
登録から内定・入社までが簡単にイメージできます。

STEP1:転職サイトに登録する

まずは各転職サイトにアクセスし、氏名やメールアドレス等の必要情報を入力しましょう。
どのサイトも簡単に登録できるようになっていて、1分から長くても3分程度あれば登録は完了します。

ちなみにどのサイトも無料で利用できますのでご安心ください。

STEP2:転職相談・面談の日程決め

登録が完了すると、担当者の方やオペレーターの方から電話もしくはメールが来るので、指示に従いましょう。
多くの場合、まずは転職相談面談の日程を決めるとともに、面談方法を決める流れとなります。

以前は対面での面談が多かったのですが、昨今のコロナ禍の影響からWeb面談(Zoom等)、あるいは電話面談という形式が一般的になってきています。

日程・面談方法共に決まりましたら、実際に担当エージェントの方と転職面談を実施します。

STEP3:面談・求人の紹介

エージェント担当者と転職に関する面談を実施します。
面談って書くと厳かなイメージを持たれる方もいますが、気軽に臨んでもらって大丈夫です。
これまでのご経験となぜ転職したいのか、解消したい悩み、希望等を伝えましょう。

この時、しっかりエージェントさんに理解してもらえるように可能な範囲で具体的に内容を伝えた方が良いでしょう。

例えば、「ワークライフバランスを取りたい」、とあなた自身が思っていたとして、そのままワークライフバランスと伝えてもワークライフバランスの定義が人により異なるケースも多いので、どういう状態がワークライフバランスが取れているのかまでしっかり伝えられればベストです。
※最も、エージェントさんも話を聞くプロなので、あなたがうまく伝えられなくてもちゃんと話を引き出してくれます。意識として、しっかり伝えるべきことは伝えると思っておきましょう。

そして、上記で伝えた希望や悩みに応じてあなたにマッチしそうな求人をいくつか紹介してもらえます。

その際に求人先の説明等が受けられますが、疑問に思ったことなどはエージェントさんにしっかり確認して情報を集めるようにしましょう。
なお、面談の方法は昨今は電話やオンラインによる面談が主流です。

STEP4:求人応募・応募書類の添削

具体的に応募したい病院や施設が決まったら応募を進めていきます。

この時、履歴書や職務経歴書、必要に応じて志望動機書等を作成するのですが、特に初めての転職の場合どういったことを書けばいいのかわからないと悩む方もいらっしゃるかと思います。

こうした応募書類の添削や書き方の相談も可能となっているので、心配な方は必ず相談しましょう。

応募書類が完成したらエージェントさんがあなたに代わって応募手続きを進めてくれます。

STEP5:面接・面接対策・職場見学

書類選考通過となりましたら、いよいよ面接です。

応募書類同様に、初めて転職されるケースでは面接が不安という方もいるでしょう。

どういったことを聞かれるのか?どういう受け答えが印象が良いのか、など面接のポイントに関するレクチャーをエージェント担当者から受けることができるので、多少は安心して面接に臨むことができるはずです。
また、場合によっては面接同席してくれるケースもあるので、担当の方に相談してみましょう。

看護師の場合、面接が苦手というケースがあったとしても、経験とスキル、後はコミュニケーション能力があれば比較的通過はしやすいため、落ち着いて臨んで頂ければと思います。
細かい不安な点は転職サイトのエージェント担当者さんに聞いてみましょう。

なお、面接前に求人先である病院や施設の職場見学を事前に行うことが可能です。
※場合によっては面接後等。

事前にどういったところなのかわかっているだけでも面接は落ち着いてできるものですし、仮に事後の見学だったとしても、入社に向けた材料としては大きなものとなりますので、可能であれば必ず見学は行っておきましょう。

こうした職場見学もエージェント経由で設定してくれます。

なお、面接に関してはよく聞かれる質問等をまとめた記事もございますので以下もお時間ある方はご覧ください。

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STEP6:内定・入社・条件交渉等

晴れて内定を頂きましたらまずはエージェント担当者より内定通知とオファーレター(条件等)が通知されます。
お給料やお休み、勤務時間等の諸条件を確認の上、問題無いようであれば内定承諾し、入社となります。

一方で気になる点があればエージェントを通して確認するようにしましょう。

聞いていた給与と違う、休みが違うなど、人によっては聞きにくいなと感じることもあるかもしれませんが、この辺りはエージェントさんが代わりに全部確認してくれますので、気になる事項は必ず確認し、悔いの無いようにしましょう。
転職してしまってからでは間に合わないので、最後まで油断せず確認してください!

転職サイト(エージェント)を利用する際の注意点

職業紹介事業(エージェント業)は厚生労働省より許可を受けた者だけが行える免許制の事業なのですが、中には悪質な企業もあり、無許可で事業を行っているケース等もあるので、良い転職サイトを見極めるというよりは悪質な転職会社に引っかからないようにするために最低限のポイントを記載しておきます。

  • 厚生労働省許可番号の有無。例えば「13-ユ-111111」のような番号です。
    有料職業紹介事業と派遣事業において厚生労働大臣許可が必要となります。たまに無許可でやっているところがあるので注意しましょう。
  • Pマーク(プライバシーマーク)の有無。
    持っていないからといって悪い企業というわけではございませんし保持しているから優良企業というわけではありませんが、セキュリティーに対する意識の持ち方がわかります。
  • 押し付けてこない。
    あなたの要望や悩みをしっかり聞いてそれを加味した提案があるかは重要です。求人が少ないエージェントの場合自身の都合を押し付けてきて判断を急がせる傾向にあるので注意が必要です。
  • 誤字脱字、名前のミスが無い。
    メールのやりとり等で相手の名前を何度も間違えたり、誤字脱字が多いエージェント担当者は注意が必要です。エージェント自身にやる気が無いケースもあるため、酷いようなら変えてもらうか、利用する会社自体を変えましょう。
  • 書類のチェックをしない。
    通常まっとうなエージェントさんであれば応募書類をしっかりチェックしてくれます。作成した書類に問題が無いケースでも問題が無いことをお知らせしてくれます。ただ、悪質な転職会社の場合、右から左に流すだけといったところもあるので、ちゃんと見てくれてないな、と感じる部分があれば、注意しましょう。

ごく当たり前のことなのですが、看護師向けの転職サイトが数百あることからわかる通り、中には酷い対応をする転職会社も存在していることは事実です。

そのため、最低限変なところに引っかからないためにも注意事項を記載させていただきました。

看護師におすすめの転職サイトまとめ

転職して良かった!看護師の声

転職サイトを利用し、多くの看護師が希望や悩みを解消・改善・叶える転職を実現しています。
悩みや希望は人それぞれなので、どこの求人先が一番良いのか、どの転職サイトが一番良いのか、一概には言えませんが、特性ごとにどのようなサイトを使えばよいか、どこがおすすめなのかはある程度解説させていただきました。

本記事が少しでも転職成功のお役に立てば幸いです。

看護師におすすめの転職サイトをもう一度見る方はクリック

【参考文献】
本ページは情報の正確性・信頼性を担保するために以下の公的機関等で提供されている情報の参照あるいは人物等に情報提供を頂き執筆しております。

  • 厚生労働省
  • 日本看護協会
  • ハローワーク
  • 総合病院の産婦人科勤務経験のある看護師
  • 形成美容クリニックで5年程度の経験を有する看護師
  • 病院勤務の男性看護師
  • 総合病院、学校保健、介護施設、訪問看護で15年程度の経験を有する看護師
  • (※1)2022年オリコン顧客満足度®調査における看護師転職紹介案件の質第1位の調査結果をレバレジーズメディカルケア株式会社が運営する看護のお仕事公式サイト(https://kango-oshigoto.jp/)を参考に引用(2022年3月30日時点に表記されていた情報)
  • (※2)株式会社クイック(看護roo!)自社調査結果を公式サイト(https://www.kango-roo.com/career/service/)より参照(2022年3月30日時点の情報)
  • (※3)ディップ株式会社運営ナースではたらこ公式サイト掲載情報(https://iryo-de-hatarako.net/contents/introduction01.html)を参照による(2022年3月30日時点の情報)
  • (※4)ナースJJ公式サイトにおける自社調査の結果(https://www.nursejj.com/nursejj.cfm)を参照(2022年3月30日時点)
  • (※5)ショッパーズアイ、ダッシュ調べの調査結果をナースパワー公式サイト(https://www.nursepower.co.jp/)の記載から参照(2022年3月30日時点)

【免責事項】
本記事は更新日現在転職を希望する看護師の方に向けて、看護師の転職エージェントサービスに関して調査を行い、執筆・掲載・更新したものです。本記事の掲載・更新日以降サービスの内容などに変更がある可能性がございますのでご注意ください。また、本記事内で紹介している各企業の転職エージェントサービスの内容や質に関して保証をするものではありません。サービスの詳細や利用に関する事項は各サービスを提供する企業へご確認ください。